SHODOSHIMA CREATIVE

第8回

第8回女子へんろ、やりました。
前日までバリバリ雨の予報でしたが、まったく降らず、しかし降るかもしれないと思わせる曇り空の下で、暑すぎず、風もあって、まさに歩き遍路日和でした。
_2120269_p

薄曇り。雨は降りそうですが最後まで降らず。お遍路日和でした。

毎回、女子へんろの本番前に、同じコースを試し歩きして、スケジュールに無理がないか、どこで休憩をとるか、トイレ休憩はどこか適当か、いろいろ確認をします。
その試し歩きの日程が、メンバーで調整がつかず、開催の3日前ギリギリになって夫婦でやりました。(他のメンバーは別日に敢行済)
普通、3日前に一日かけて歩いた道をまた歩く、となると苦痛に感じるはずですが、まったく嫌ではなかったです。
それだけ、今回のコースは素晴らしかった。

 

_2120256_p

虫除けスプレーをかけ合う参加者

参加者は32名で、出発前に女子らしくアロマの虫除けスプレーをかけて出発しました。

 

前回終着点だった草壁の清見寺を出発して、すぐ近くの木ノ下庵を打ち、引き返して峯山庵、本堂と近隣の札所を巡ります。
峯山庵は、お墓の上にあるので、知らないと迷ってしまう立地ですが、お墓を探せばすぐに見つけられます。
小豆島の札所のいくつかは、墓に隣接して、お墓の世話をするのと同時にお堂の守や掃除ができるようになっています。
御看経(おかんき)と呼ばれる初七日から七七日(しじゅうくにち)まで行われるお勤めや、彼岸の集まりが行われる堂庵も多いようです。
_ADB6864_p

墓地は高台にあり、海に向かって下りていくような立地の峯ノ山庵。

本堂を出発して、海を近くに感じながら、国道と平行した遍路道を歩きます。
安養寺、誓願寺庵、櫻ノ庵、阿弥陀寺と巡ります。
誓願寺庵は、歩きでしか行けない札所で、ここもお墓に隣接して存在します。
鬱蒼と茂った森の中にある札所で、夜に肝試しをしたらトラウマができるほど恐いだろうな〜と思います。
ただし、誓願寺庵から櫻ノ庵に抜けて行く道は美しい竹藪で、抜けた先にお水大師の庵もあり、小豆島遍路の楽しさを味わさせてくれる場所です。
_ADB6936_p

風で竹のきしむ音だけが響く遍路道。

阿弥陀寺を出発して、すぐ海岸沿いにある、西条集会場で昼食をとりました。
昼食はこの近所にカレー屋をオープンする、小豆島のインディアン井上くん。
彼の作るスパイシーなカレーは、本当にインド仕込みで、個性的ながら激旨でした。
_2120293_p

インド仕込みのスパイスカレーは大好評でした。

そして、昼食後には、この集会場で密教ヨーガをしました。
ヨーガは元々インド発祥のもので、仏教とも密接に関わっています。
その宗教的なものを除外したのが、現代流行しているフィットネスヨガだと思えばわかりやすいです。
西ノ瀧のご住職に教えていただいた、呼吸法、身体と精神をリセットする法、身体の支配力を高める法の3つをやりました。

 

密教ヨーガをやった理由として、ただ歩くだけが女子へんろではない、ということがあります。
歩きながら、札所の解説をしたり、遍路豆知識や、仏教小話などを途中に差し込んでいくのですが、どこかの札所で護摩祈祷したり、ご住職に法話をいただいたりもします。
そうしたお遍路だけじゃない魅力の部分として、今回は密教ヨーガをやってみました。
思い返せば、第4回女子へんろの時も、昼食後に「そもさせっぱ」と題して、参加者の悩み、疑問に答える、という試みをやりましたね。
_2120296_p

釣りをしていた親子。気持ちよさそうだ。

昼からは、小豆島の前足(小豆島の形を牛に見立てた時に)三都半島を南下します。
車道から遍路道、そしてまた車道を繰り返し、薬師堂に到着。
薬師堂は、7〜10年前に札所が移動して海側の墓地に移動しました。
歩き遍路をするものにとって、遍路道の道すがらにある(遍路道は札所を目指すので当たり前だが)旧札所から、随分遠ざかってしまったので、お参りはしにくくなりました。
しかし、これも時代の流れです。
小豆島の札所は、場所が移り変わって順番通り参れない箇所がとても多いのが特徴です。
_2120298_p

墓地の入口に移動したお堂。地元の人たちはお参りしやすくなった。

薬師堂から風穴庵に至る山の遍路道は、私の中では小豆島霊場一素晴らしい道です。
なぜかというと、人二人くらいが並んで歩けるほどゆったりとした空間に、ウバメガシが覆い茂って美しいトンネルを築いているから。
その中を、風を感じながら歩く気持ち良さ。陽が差して木漏れ日だとなおさら良い道なんです。
急な登りや下りがないのも良いですね。歩いたことの無い人は是非!
_2120325_p

ウバメガシのトンネル。風も通り木漏れ日もあって気持ちの良い道。

風穴庵に着いた時には、とても時間が押していて焦りました。
どうしてこんなにズレたのか。しかた無いのですがトイレ休憩をとりすぎた様です。次回は考えないと・・・

 

駆け足で歩いて本日最後の札所、正法寺に到着。
昨年来られた、若い住職夫婦が迎えてくれました。
_2120372_p-2

正法寺の宮内住職夫婦が迎えてくれました。

お勤めをして、お接待をいただいて、住職の法話を聞き、恒例の遍路クイズをしました。
正解者には豪華景品をプレゼント!
ベテランお遍路さんからいただいた錦の納め札や、念珠、金剛杖、輪袈裟など、いろんなものを差し上げておるのですが、今回は私のクイズが難しかったようで、なかなか正解者が出ませんでした。
最後が締まらなくてすみません。
でも、難し過ぎたのかなぁ。

 

(問い)風穴庵に書かれていた地蔵菩薩の御眞言は?

 

(答え)おん かかかー そったーだー そわか

 

私も知りませんでした。はじめて聞いた。真言も奥が深い。
_ADB7140_p

風穴庵。たくさんお地蔵様があり、ここにしかない御眞言が書かれていました。

第8回女子へんろ、いつもに増して長い道程だったので、終了時間はかなり押してしまいました(1時間近く)。

 

しかし、誰も伴走車に頼ることなく、事故なく、怪我無く、全員が無魔結願できました。
今回も素晴らしい遍路になり、霊場の御仏に感謝の一日でした。