SHODOSHIMA CREATIVE

第7回

第7回女子へんろをやりました。

今回は、これまでで最多の42名の参加者と共にお遍路してきました。
たった5名足らずの参加者で始まった女子へんろも、キャンセル待ちが発生するほどの人気となり、40名を越える大所帯となるとは・・・凄いものです。
スタッフを入れて、50名となると、昼食をどうするんだ?とか、そんなに入れるハコが無いとか、今までに無かった苦労も出てきますが、なんもかんも嬉しい悲鳴です。
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今回のコースは、13番栄光寺〜14番清滝山〜20番佛ヶ滝〜18番石門洞〜17番一ノ谷庵〜16番極楽寺〜15番大師堂〜21番清見寺の登って下りての総延長15km弱の険しい道程でした。

12月の前半は、それほど寒いという印象がない小豆島ですが、この日はとても寒く、温度調節が大変な一日となりました。

まず、参加者を出鼻をガツンとくじいたのが、栄光寺から清滝山への登りです。
清滝山は、小豆島霊場の中でも最高峰に位置し、瀬戸内海で一番高い山である星ヶ城の中腹500m地点にそびえる山岳霊場です。

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目指す最高峰の札所 清滝山

大人数となったので、予定より受付時間が長くなり、スタートが遅くなったので、最初から飛ばして歩き始めました。
初めて参加された方は、女子へんろのゆるいイメージとかけ離れたストイックな登山のギャップに度肝を抜かれたと思います。(じっさい終了後のアンケートに、速い、速すぎる、と書かれました(^_^;)
だんだんとしゃべり声がなくなり、無言の行進となり、写真を撮る余裕がある人も僅かでした。

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最初は舗装路ながら途中からは砂利道

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温度調節が大変な山道

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初っ端から足を使い切って、清滝山まで登った後は、集合写真を撮ったり、トイレ休憩を長めにとりました。

清滝山からは、車道沿いに仏ヶ滝、石門洞と少し下りながら歩きます。
アップダウンは無いのですが、山の遍路道からアスファルトで舗装された道に変わって、足の疲労が蓄積します。

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車道から、徒歩道を200mほどガツンと登って、石門洞の本堂で護摩祈祷をしました。
石門洞で護摩をするのは、私自身初めてでしたが、岩壁にへばりついたように立てられた本堂の雰囲気はここにしかないものであり、その荘厳な空気の中で、皆が一心に般若心経を唱え、祈りを一つの塊として仏に届けることができました。
石門のおじゅっさんから、予め30分以上はかかるからな、と言われていたのですが、実に般若心経は10巻、前後のお経入れると声がカラカラになるほど読経しました。

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本堂での護摩が終わるとお楽しみの昼食です。
そんなに寒くならないだろうという推測の下に、10人ばかり入れる茶屋の他は、外の境内にゴザを敷いて食べることにしていました。
しかし、秋には美しい紅葉が所狭しと覆い茂って、日向は無く、寒い寒い中での凍えるような食事となってしまいました。
昼食は、寒霞渓ロープウェイさんのお弁当がメインで、それに温かいお汁をつけたのですが、お弁当が冷えてカチカチになってしまっていたので申し訳なかったです。
ただでさえ、石門洞まで登って汗をかいて、そこから護摩祈祷で30分以上座って冷えて、食事で更に冷やす、という修行以外の何ものでも無いスケジュールとなってしまったのは不徳の致すところ。
冬は必ず屋内で食べよう!とスタッフ一同心に硬く誓いました。

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石門洞を後にして、一気に下山します。
新しくできた新内海ダムによって、今までの歩き遍路道は無くなってしまったのですが、代わりに歩ける道ができていたので、問題無く最短で下山できました。
遍路道も時代の変化と共に、無くなったり、別の道になることは、避けられない運命ですが、小豆島の遍路道、とりわけ歩きの道を守ろう!と活動してくれている人のお陰でわたし達は気持ち良く歩くことができます。

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ダムの脇道を歩いていると、猿の大群に遭遇。
一体何匹いるのだろう?
身の毛がよだつほどの数で、恐怖を覚えました。
小豆島には野生の猿が多く、山寺も猿の被害(お供え物や花を食べる、そこら中に糞をする)に苦しんでいるのですが、この離島にこれだけの群が野生で存在できていることは凄いことだと思います。小豆島の生態系の多様さを物語っていますね。

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お猿の群と戯れて、一ノ谷庵、極楽寺、大師堂と、プチ登山を繰り返して、札所を巡ります。
この辺りの歩き遍路道は、地元の人でも知らない人が多く、お遍路しない限り歩くこともないのですが、それぞれ素敵な道です。

極楽寺では、甘酒のおせったいをいただきました。
冷えた身体がほっこりして、まさに欲しいところにど真ん中直球で、女子は大喜びできた。
お遍路で疲れたところにいただくお接待は、それをしてくれる人を仏の変わり身だと信じて疑わせない力があります。

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最後の札所、清見寺で最後の読経。
いつものことながら、最後の札所が一番お経が揃います。
初めは素人集団だった、女子一行が、一日の遍路を終える頃にはどこから見ても立派なお遍路集団になっています。
私が知っている歴史ある遍路集団と比べても、なんら遜色の無い素晴らしいお遍路さんたち。
こんな若い女性たちが、しっかりお経を唱えて、地元の札所を巡ってくれる。有り難いなぁ。
一度ならず何度も聞いた地元の方の声です。

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冗談でも何でも無く、自分達の地元をお遍路さんが歩いている、その姿が、自分達の住んでいる場所は、特別な聖地なのだ、と気づかせる教えになっています。
残念ながら小豆島の人でも若い世代は、直ぐ近くにある札所の位置を知らないし、88ヶ所も巡ったこともありません。

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今でも女子会と言われ、少し斜めから見られる女子へんろですが、参加者の皆さんの真剣な姿勢と実績で、市民権を得て知名度も上がって参りました。
この調子でお寺さんや地域の方に理解を深めてもらい、歩き遍路がしやすい島になる一助を担いたいなと思います。
そのために、これからも奢ることなく、シンプルにお遍路を見つめていきたいですね。

ということで、第7回も素晴らしい遍路行が、誰も脱落すること無く、伴走車にも頼ること無く、結願できました。
ありがとうございました。

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小豆島カメラが記事にしてくれました。

http://shodoshima-camera.tumblr.com/post/104692373002/初心者でも気軽におへんろを始められるようにとショウドシマクリエイティブさんが企画されている女子へんろ

日経新聞の電子版に紹介されました。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFH20H48_S5A120C1000000/